スポンサーリンク

重松清のおすすめ作品15選!感動で涙が止まらなくなる

小説
スポンサーリンク

人情味溢れる家族の話が多いのが重松作品の特徴。感動したいのなら重松清を読め!って感じで友人にもよく勧めています。
重松清の作品を読み続けていると涙腺がいくつあっても足りません。

本当は全作品を紹介したいくらい名作だらけなのですが、悩みに悩んで厳選してみました!

このページでは重松清のおすすめ作品をご紹介していきます!

1.青い鳥

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。(「BOOK」データベースより)

吃音症の先生が登場する連作短編集。様々な事情を抱える中学生達。そんな子ども達に大切なことを伝えていく村内先生のカッコよさ。国語教師の村内先生は吃音で上手く話すことが出来ないが、それでも本気で話すことで伝わることがある。大切なことだけを一生懸命に話す先生の言葉はどんな大人が話すよりも心に響く。重松清が「初めてヒーローを書いた。」と言っていた作品。日本中で村内先生を必要としている子どもがたくさんいるんだろうなと想像してしまう。どの子も間に合うといいなぁ。

2.その日のまえに

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。(「BOOK」データベースより)

死をテーマにした短編集。おそらく私がいままでの人生で一番泣いた本。電車で読んでいても、お構いなしにボロボロと泣いた。表題作の「その日のまえに」は夫婦のお話。死を宣告された妻と夫は共に死に向き合う。近いうちに必ず訪れる「その日」までをどのようにして過ごしていくのかが描かれている。
この作品が描いているのは死の怖さから逃げずに立ち向かう登場人物たち。その強さに感動して涙が止まらなくなる。

3.とんび

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう―。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。(「BOOK」データベースより)

めちゃくちゃ泣いた。不器用で恥ずかしがり屋のヤスさんと息子のアキラとの親子の物語。ヤスさんの不器用なんだけれどまっすぐな力強い愛情を感じる。これが親子愛ってやつか。
涙なしでは読めないという言葉はこの作品のためにあると思う。親は子のために、子は親のためにというお互いの思いが美しくて素敵すぎ。
本気で真正面からぶつかることの大切さを重松清が教えてくれる。

4.ビタミンF

38歳、いつの間にか「昔」や「若い頃」といった言葉に抵抗感がなくなった。40歳、中学一年生の息子としっくりいかない。妻の入院中、どう過ごせばいいのやら。36歳、「離婚してもいいけど」、妻が最近そう呟いた……。一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるか——」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349150

直木賞受賞の短編集。中年期のお父さんの視点でそれぞれの家族が映し出されていく。日常にある、家族同士の微妙な不満。親子同士の距離感の難しさ。そんな潜在的な感情を上手に表現しているのは流石すぎる。そして最後にはちょっとした光や希望を見せてくれるのが重松作品の優しさ。
きっと40代くらいのお父さん達が読むとグッとくるものがあるのではないでしょうか。私もそれくらいの年代になったときにまた読み返したいと思う。

5.ナイフ

「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか! ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349134

いじめについて書かれた短編集。読んでいて胸が締め付けられるように苦しくなる。いじめはしてはいけないというのは当たり前なんですが、そう簡単に解決しないのもいじめなんですよね。子どもの社会でも大人の社会でもいじめというものは存在する。
いじめが怖いところは、実は知らないうちに自分がいじめているのかもしれないし、いじめられているのかもしれないところ。
自分は絶対に加害者にも傍観者にもなりたくないと思える一冊。

6.定年ゴジラ

開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん。新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す4人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
https://www.amazon.co.jp/dp/4062731096

定年を迎えて、仕事から引退したオジさん達のお話。まずタイトルが最高。定年ゴジラ。このタイトルだけでつい手に取ってしまう力を持っている。
仕事を引退した後に、毎日家でどのように過ごしていいものか勝手がわからない山崎さんが主人公。もう仕事には行かなくていいのだけれど、嬉しいような寂しいようなという哀愁がビンビン伝わってくる。ご近所の定年仲間達と共に日々を過ごすことになるというお話。
どんな人でも定年した後も人生は続いていく。その第二の人生を楽しめるかどうかは大切。

7.カシオペアの丘で

丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった―。肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が、静かに始まる。(「BOOK」データベースより)

非常に重い話でしたが、これぞ重松清の真骨頂だと思う。登場人物それぞれの心情の描写が見事。主人公がずっと抱え続けてきた罪の意識。幼馴染達の葛藤。家族の優しさ。 こういったものを書かせたら重松清の右に出るものはない。後半はずっと涙を流しながら読んでいた。結構なボリュームがあるが、読んで絶対に後悔しない作品。ぜひ。

8.流星ワゴン

38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。 僕らは、友達になれるだろうか? 死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
https://www.amazon.co.jp/dp/406274998X

ドラマ化もされて重松清の中でもかなり有名な作品。タイムトラベルで人生を振り返るというファンタジー要素があるが、これがまた切なくてくるしい。

人生をやりなおしたいと思ったことが誰しも一度はあると思うが、実際にやり直せるときが来ても戸惑ってしまう気もする。いままでの自分の人生を自分で否定することになるのは切ない。

この作品で描かれているのは崩壊しかけている家族。一度壊れてしまったら、また作り直せばいい。やり直せばいい。そんな希望を教えてくれる一冊。

9.きみの友だち

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる――。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない……。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349223

友達って何だろう?ということを考えさせてくれる作品。子ども達の社会というか生活をリアルに描いている、巧みな心理描写は流石のひとこと。

いじめなどの暗い話が多いが、それでも読み心地はさらっとしていてスラスラと読み進めることができる。重松清の思春期の子どもたちの心情表現の見事さが前面に出ている一冊。

なぜこんなにも複雑で不安定な子どもたちの気持ちを理解できるのか。凄すぎ。

10.エイジ

ぼくの名前はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった――。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?……家族や友だち、好きになった女子への思いに揺れながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349169

中学生の多感な時期の不安定さ。そんな難しい年ごろのお話。

とても深い内容でいろいろと考えさせられる。ふと自分の中学生の頃を思い出して、あのころはどうだったかなと振り返ってみることになるでしょう。重いテーマだけども、凄く面白いのでぜひ多くの人に読んでもらいたい。

11.ロングロングアゴー

最後まで誇り高かったクラスの女王さま。親戚中の嫌われ者のおじさん。不運つづきでも笑顔だった幼なじみ。おとなになって思いだす初恋の相手。そして、子どもの頃のイタい自分。あの頃から時は流れ、私たちはこんなにも遠く離れてしまった。でも、信じている。いつかまた、もう一度会えるよね―。「こんなはずじゃなかった人生」に訪れた、小さな奇跡を描く六つの物語。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349304

切なくて哀しい気持ちになる短編集。でも人生ってこういうものなのかな、とも思う。

地味で淡々とした話が多いが、登場人物たちの複雑な心情をしっかりと描いてくれているため自然と本の中に惹きこまれていく。一冊を通して「再会」がテーマとして掲げられている。

嬉しい再会あり、悲しい再会がありの人間ドラマに魅了されまくることになる。特に「人生はブラの上に」は個人的に最高。タイトルからして最高。

12.ファミレス

中学校教師の宮本陽平は、子どもたちが家を出て、妻・美代子との初めての二人暮らしに困惑中。ある日陽平は、美代子の署名入りの離婚届を見つけてしまう。彼女は離婚を考えているのか?唯一の趣味である料理を通じた友人の一博と康文は、様子のおかしい陽平を心配するが、彼らの家庭も順風満帆ではなく…。「人生とは、腹が減ることと、メシを食うことの繰り返し」。50歳前後の料理好きオヤジ3人を待っていた運命とは?(「BOOK」データベースより)

重松清にしては珍しく、ドタバタ感の強い長編作品。仲良しオジさん3人が奮闘する姿が愛らしく、非常に楽しく読める。

作中の「人生は腹が減ることと食べることの繰り返しだ!」という言葉に共感。食べることってめちゃくちゃ大切。美味しいものを食べて笑うことが出来れば、それだけで幸せ。

読後には無性にファミレスに行きたくなって困る。別に困らないけど。

13.せんせい。

先生、あのときは、すみませんでした―。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。

いつも子ども側の立場や心情を描くことが多い重松清が教師を主役にしたのがこちらの短編集。

子どものときには感じていなかったけど、先生も一人のちっぽけな人間なんだよなあ、と改めて感じる。先生にだって好き嫌いはあるし、家庭の事情や夢や悩みだってあるのは当然のこと。

そんな先生に焦点を当てているのだが、その描き方がこれまた上手い。あんた凄すぎるよ重松清。

14.十字架

いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。吉川英治文学賞受賞作。

最初から最後まで終始暗くて重い。いじめを苦に自殺した同級生が、なぜかさほど仲良くもなかった主人公のことを遺書で親友だったと記していたことから十字架を背負うことになってしまう。

親、同級生のそれぞれの立場の葛藤が痛いほど伝わってきて、胸が苦しくなる。苦しくて辛いのに最後には読んでよかったなと思える作品。

15.木曜日の子ども

7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に越してきた私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との距離をつかみかねていた。前の学校でひどいいじめに遭っていた晴彦は、毒殺事件の犯人・上田祐太郎と面影が似ているらしい。この夏、上田は社会に復帰し、ひそかに噂が流れる―世界の終わりを見せるために、ウエダサマが降臨した。やがて旭ヶ丘に相次ぐ、不審者情報、飼い犬の変死、学校への脅迫状。一方、晴彦は「友だちができたんだ」と笑う。信じたい。けれど、確かめるのが怖い。そして再び、「事件」は起きた…。

14歳の連れ子を抱えた女性と結婚した主人公。それを機に引っ越した先は数年前に中学生が起こしたある事件で有名になった地域。

新しい3人家族と過去の事件とが一気に絡み合っていく様は圧巻。怖くて恐ろしくてめちゃくちゃ面白い。重松清の新境地をここに見た。文句なしの名作。