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自信を持っておすすめ出来る直木賞受賞作品9選!

小説
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年に2回優れた大衆小説に贈られる文学賞である直木賞。

芥川賞と並んで日本の文学賞としては最も影響が大きなものとなっています。

この記事では歴代の直木賞受賞作の中でも特にお勧めできる作品を厳選して紹介していきます。

サラバ!(西加奈子)

西加奈子のエッセンスが凝縮されている作品。
一人の男の半生をドラマチックに描き切っている。
文庫だと三冊に分かれているほどの大ボリュームだが物語にグイグイ引き込まれていき、ほとんど一気読み。
本の中に入り込むという貴重な経験をさせてもらった。
読み終わった後に感じる満足感が非常に心地いい。

GO(金城一紀)

在日外国人が感じている苦悩や葛藤が詰め込まれている作品。
差別や先入観に捉われるのはなんとつまらないことかと思い知らされる。
繊細な心理描写によって登場人物の想いが流れ込んでくる。
青春という名の強いエネルギーをビンビンと浴びることができる熱量に溢れた一冊。
金城一紀の作品に出てくるキャラクターはかっこよすぎる。

まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

便利屋コンビの多田と行天のドタバタ劇が楽しめる、切なくて痛快な作品。
2人のキャラクターが抜群に相性が良く、掛け合いを見ているだけで面白い。
楽しさだけではなく、時に心を揺れ動かしてくるような言葉がポンと飛び出してくるような場面も多々あります。

空中ブランコ(奥田英朗)

奥田英朗の人気シリーズである「精神科医伊良部」の二作目。
少し、というかかなり変わった医者である伊良部のもとに、これまた変わった症状を訴える患者が来院するという短編集。
バカと天才は紙一重という言葉を具現化したような伊良部のキャラクターに翻弄され、最後にはなぜかスッキリとさせられる。
一作目の「イン・ザ・プール」も面白い。三作目の「町長選挙」は私事ですが、おすすめは出来ません。

蜜蜂と遠雷(恩田陸)

直木賞と本屋大賞のW受賞に輝いた傑作。
紙から音が聞こえてくるかのような圧倒的な表現力に酔いしれることが出来る。
魅力的な登場人物達と気持ちのいい情景描写。
読んでいるのが楽しくて、読み終わるのが惜しくなった。
ページ数が少なるごとにあと少しで終わるのかと寂しくなった。
恩田陸の筆力に唸らされた一冊。

風に舞いあがるビニールシート(森絵都)

児童文学の達人である森絵都の心に深く突き刺さる話が詰まった短編集。
他人に振り回されず、乱されることの無い芯を自分の中に持っている人は強いのだなと感じる。
大切にしなくてはいけないものは何かということを考えさせられる一冊。

4TEEN(石田衣良)

少し変わっていて、それでも強烈な輝きを放っている14歳の少年達の闘いを描いている青春小説。
自分たちを取り巻く困難や壁に自分たちなりに立ち向かう中学生の姿に心を揺さぶられた。
仲間っていいな、友情って素晴らしいなとしみじみ感じる短編集に仕上がっている。

海の見える理髪店(荻原浩)

家族がテーマになっている短編集。
全体を通しての読み心地の良さが素晴らしかった。
切なさと哀愁、人間味を感じる温かさなど様々な感情が散りばめられている一冊。
心に残る短編を書ける作家というのはやはり実力者だなと感じさせられる。
正直、荻原浩はもっと面白い作品いっぱいあるけど。

ビタミンF(重松清)

中年お父さん世代に深く突き刺さる短編集。
アラフォー男性が抱えている悩みや葛藤を切なく、温かく描いている。
心理描写が丁寧でほろりと涙がこぼれ落ちてくる。
こういうのを書かせたら重松清は最強。